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憧れのRBG

2020.09.25 

米国の大学院で勉強していた際、「逆立ちしても絶対に叶わない」程に頭が良くて寛容でエレガントな同級生達は、国籍を問わず皆が女性でした。コンサルタントとして働き始めた最初の上司も女性であり、その後の私生活やキャリアを通じて優秀な女性達から刺激を受けながら成長してきたつもりです。男の上司から学んで役に立ったことは、残念ながらあまり覚えがないのです。個人的統計・経験則からの一般論としては「肉体的な強さと頑健さ」以外の全ての側面で女性の方が男性よりも優れている、との認識や実感が揺らぐことはありません。

先日亡くなった米国最高裁判所判事のRBGこと、ルース・ベーダー・ギングスバーグさんは、「肉体的な強さと頑健さ」に係る男性の優位性にさえ疑問を持ち、現場で戦って勝ち抜いた女性です。米国内でも保守的なヴァージニア軍事大学では、「その厳しいプログラムに耐えることができない」という理由で女性生徒の入学を拒否していました。そんな中、最高裁判所で彼女が示した結論は「男性でも耐えることが出来ない生徒もいる中、肉体的能力を理由とした女性排除は認めない」との判決であり、リベラル判事としての活動の真骨頂となりました。

日本で育った私のセンスからすると、無理して女性が軍事分野に関わらなくても良いのでは、との想いもあります。それでも、米国では2016年にオバマ大統領が全ての米軍職種を女性に開放した結果、現役兵士140万人のうちの約15%が女性になりました。我が国の自衛隊はと言えば、2017年度末で約6.5%。潜水艦勤務等の特殊任務を除けば戦闘機パイロット等にまで拡大してはいますが、米国には遠く及びません。その理由は簡単で、この国にはRBGが居ないからです。要は政界や法曹界で影響力のある女性達の発言力や発信力が弱すぎるのです。

「女性活躍社会」というキャッチフレーズは意味不明ですが、企業やソーシャル分野での女性の役割や存在感の高まりが加速していくことは確実です。ただし、多くの女性達が着実に仕事をしながら社会に貢献している中、逆にフェミニスト面してメディアに露出している方々があまりにも薄っぺらいことには疑問を感じてます。そもそも政治や法曹が優秀な人材が集まる魅力的な職業ではないこと自体が我が国の大問題なのですが、それでも戦う「憧れのRBG」みたいなかっこいい女性達が活躍すれば、この国はきっともう少し素敵になるのになぁ。(T)

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