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未来は何処に?

2020.06.26 

始まりは「キュニョーの砲車」と言われている。世界最古の車両が作られたのは1769年のことである。フランス革命(1799年)の30年前にあたり、この年にはワットの蒸気機関が発明されている。
当時の大イノベーションの粋を集めて最初に開発されたものの1つが、新たな移動手段であった。発明以来250年の時を経て、動力や素材、姿形は変われど、自動車は売れ続けているロングセラー商品であり、現在世界には13億台の自動車が走っている。人類の「楽に移動したい」という根源的な欲求は時代も場所も選ばない。

一方、最も新しい移動手段の一つは立ち乗り電動二輪車『セグウェイ』であろう。アメリカの発明家ディーン・ケーメンが開発し、2001年の発売された。ブレーキやアクセルはなく、左右の車輪の間の台に立って重心を移動することで前進、後退などができる。セグウェイの登場は、乗り物による移動のパーソナライズ時代の幕開けを予感させ、我々が子供の頃に描いた未来図の実現への期待に胸が躍った。最近では空港やアミューズメント施設等でも見ることができるようになった。

セグウェイが来月15日に生産終了するという。近年、セグウェイ市場の拡大が鈍化し、飽和ぎみであること、耐久性があり製品の買い替えサイクルが長かったことなどが原因に挙げられる。トロリーバスなどの例もあるように時代を経て見直される乗り物もある。ケーメン氏には情熱を失わずに夢見た未来を切り開いてほしい。

私について言えば、根っからのぐうたらで楽な移動に対する欲求は人一倍である。そんな私はセグウェイの発売を見逃すはずもなく、以前本気でセグウェイを購入して楽に移動すると考えたことがあった。結果的には、公道を走れないこと、日本では階段が多いこと、セグウェイが重く持ち運ぶと余計に疲労すること、などの理由で断念した。給付金を有効活用し、この夏はセグウェイに乗って未来を探しに出掛けようか(KS)

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