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廃棄物処理業者も変わらなきゃ

2018.08.31 

今回も「平成30年度7月豪雨」について、内閣府が8月21日に発表した被害状況等から。

●平成30年度7月豪雨の被害状況について(平成30年8月21日15:00現在)⇒ http://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon7/pdf/300821_1500_h30typhoon7.pdf

発災から2カ月が過ぎようとしており、被災地が新聞やニュースで取り上げられる機会も少なくなってきましたが、だからこそ。

先月の同ブログで岡山県真備町の被災状況を報告しましたが、主に氾濫した小田川と並行して東西に横断している国道486号沿いを見て回りました。

国道沿いには、コンビニが6店舗(セブンイレブン×3、ファミリーマート×2、ローソン×1)立地していますが、私が現地を訪れた7/28(土)に営業していたのはセブンイレブンの3店舗のみでした。

そもそも、真備町内の国道486号沿いは、ほぼ全域が床上浸水しており、1階部分は天井まで濁流が押し寄せた地域です。国道沿いはコンビニに限らず全ての店舗が水没していたはずです。

国道沿いには、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどもありますが、営業していた店舗などありません。これらの駐車場には店内の陳列棚や周辺の家から持ち出された家具類などが山積みされている状態です。

●国道沿いのスーパー駐車場に山積みされたがれき

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●国道沿いに山積みされた家具類

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セブンイレブンのみ営業している様子は逆に不思議な光景です(感動しすぎて写真撮影を失念するほど)。

しかも、部分的や限定的な営業ではなく、災害など無かったかのように通常の営業状態で!です。

地元の方にセブンイレブンが営業を再開したのは、7/26(木)からだと聞きました。

「この暑い中、歩いていけるコンビニで水分が買えるのはとてもありがたい。助かります。」

とおっしゃっていた被災者の言葉が全てを物語っています。

復旧活動を行う地元の方、汗だくのボランティアや作業員の方々がひっきりなしに訪れては、涼しい店内でトイレを借りたり、水分を購入したりしていました。

セブンイレブンが営業を再開したのは、発災から20日後となります。正直、とても信じられないスピードです。

営業しているセブンイレブン倉敷川辺店から200mほど離れて立地している別のコンビニは、当日、店舗内には何もなく、窓ガラスの清掃作業を行っていました。

おそらくは数日以内にプロジェクトチームが発足され、1週間以内に店舗内に散乱した商品や什器を撤去、2週間程度で店舗の電気設備と什器の入れ替えを行わない限り、通常営業などは行えるはずがありません。あらかじめ、復旧から営業再開までの作業内容や人員体制、商品の流通経路等を計画していなければ実現できません。

このような、自然災害、大火災などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことを「BCP(事業継続計画、Business Continuity Plan)」といいます。

●中小企業HP(BCPについて)⇒ http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html

改めてセブンイレブンのHPを見ると、やはりBPCや発災時のマニュアルが策定されていることが垣間見られます。

●セブンイレブンHP(地域社会、行政との連携)⇒ http://www.sej.co.jp/csr/community/society.html

    (社会貢献、東日本大震災の復興支援)⇒ http://www.sej.co.jp/csr/contribution/reconstruction.html

一方、我々の廃棄物処理業界はどうか・・・各府県の産廃協会(産業資源循環協会)がBCPに関するセミナー等を開催しているようですが、おそらくは一部の大手事業者を除き、多くの事業者がBCPの存在すら知らないのではないでしょうか。

災害大国である我が国において、災害に強いまちづくりを進めることが課題となっていますが、「いかに災害とうまくつきあうか」も重要になってきていると思います。特に社会インフラである廃棄物処理業においてはなおさらです。

被災地を後にする前に立ち寄ったコンビニの店員さんとのやりとり。

「お疲れさまです。営業再開までは大変だったでしょう?」

「いえ、私は一昨日からここにきましたので、復旧作業については分かりかねます。」

「え、どちらからですか?」

「福岡から来ました。」

「えええ、私も福岡(北九州)からです。もしかして、被災地支援のために雇われてここに来たのですか?」

「いえ、社員です。」

「お疲れさまです。頑張って下さいね。」

一日も早い復興のために、私もできることをしていきたいと思います。(M)

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