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「文芸」というインプット

2018.06.12 

インプットとアウトプットのバランスは誰にとっても難しい課題であり、突き詰めて考える価値があります。

プロとして仕事をこなす上で、日々勉強することの重要さは論を待ちません。勿論、その後自分なりに考えてアウトプットを出し続けることで知的な欲求が高まる、という「健全な成長のサイクル」を生み出すことがその目的です。ただし、目先の業務をこなすためにグーグル先生や統計書、専門書等に最短距離で答えを教えてもらうだけでは、決まったトラックをグルグル走り回っているのと同じであり、残念ながら新たな視点や発想を得ることは出来ません。

だからこそ、手当たり次第に本を読むことの重要さが以前にも増して重要になっているのではないでしょうか。若い頃にエセ文学青年だった私は、小説をはじめとする国内外の文芸には人並み以上に接してきました。娯楽か勉強かの区別は設けず、興味の限りで読みあさりました。その中身を今問われれば心許なく、原則一度しか読まないため、座右の書を問われても答えることは出来ません。それでも仕事に全く関係のない本を読む時間は決して無駄ではないのです。上手く説明出来ませんが、暇つぶしのテレビ番組を見ている時間とは何かが違います。

一番最近読んだ本は、本読みの習性で文庫化を待って手にした「天才」。古今無双の政治的天才、田中角栄の人生を、石原慎太郎が一人称で語った書です。財務大臣就任時の伝説的な挨拶には、改めてしびれました。「私が田中角栄だ。私の学歴は諸君とだいぶん違って小学校高等科卒業だ。諸君は日本中の秀才の代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だがトゲの多い門松を沢山くぐってきていささか仕事のコツを知っている。・・・出来ることはやる。出来ないことはやらない。しかしすべての責任はこの俺が背負うから。以上だ。」

自身がこんな啖呵を切れる日は来ませんが、このセリフ自体を忘れても心に残って私の精神の血肉となってくれる力強いメッセージです。明確なアウトプットがわからない点で非効率ではありますが、極めて効果的なインプットなのかもしれません。代表の立場で社員全員に読書を推奨しており、今も業務に少しでも関わる図書費は全て会社に計上出来るシステムにしています。更に、その範囲をもう少し「文芸」寄りにも拡大しようかとも考えはじめました。勿論、マンガは認めませんが。。。(T)

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